FE-EPMAによる解析事例
クロムステンレス(Cr-SUS)の微細析出物の解析結果
従来型の熱電子放出型に比較して、1μm以下の微細析出物に対する元素分析(マッピング)の精度が格段に向上しました。
TE-EPMAでは凝集した状態でしか観察されなかった微細析出物が、FE-EPMAでは個々に分離して観察できます。
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(反射電子像) (Cr)
(ア)FE-EPMA[新]
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(反射電子像) (Cr)
(イ)TE-EPMA
新旧 EPMAで解析したCr-SUS の微細析出物
耐熱鋼の結晶粒界に析出したフィルム状粒界析出物の解析結果
フィルム状の粒界析出物がクロム炭化物であること、 及び粒界の一部に、 リン(P)が偏析していることがFE-EPMAで明確になりました。
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(反射電子像) (C)
(P) (Cr)
(ア)FE-EPMA[新]
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(反射電子像) (C)
(P) (Cr)
(イ)TE-EPMA
新旧 EPMAで解析した耐熱鋼(SUH38)の粒界析出物
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(反射電子像) (C)
(P) (Cr) (ア)FE-EPMA[新] -
(反射電子像) (C)
(P) (Cr) (イ)TE-EPMA