X線回折装置(XRD)


 一定の波長のX線を試料に照射すると、試料の原子や分子の配列状態によって特有の回折パターンの散乱が得られます。これを解析することにより、物質を同定します。結晶学的な研究にも利用されます。

 装置外観
Smart-Lab
 リガク製 Smart-Lab
 原理
 一定の波長のX線を分析試料に照射すると物質の原子、 分子の配列状態によって散乱されるX線に特有の回折パターンが得られる。
 このパターンの現れ方で物質の構成成分が見分けられる。
 用途
 (1) 無機物、有機物の同定
 (2) 酸化物、窒化物の同定
 (3) 金属材料の結晶学的研究
装置仕様
 X線発生部
 管電圧:40kV
 管電流:135mA
 ターゲット:Co
 ゴニオメータ
 2θ測定範囲:0〜155°