材料試作

 鉄鋼・非鉄金属材料の試作


 鉄鋼を含む任意の成分組成の金属材料を試作します。
 インゴットの鋳造は数十キログラムの少量から対応可能です。
 鍛造・圧延などの熱間加工や熱処理を実施し、板や丸棒等の素材を作製します。
 また、それらの素材から機械加工による評価用試験片を作製し、 金属組織観察や機械試験を始めとして必要に応じて、疲労試験などの強度評価、 塩水噴霧試験などの耐食性評価、各種物性値の測定を行います。


 材料試作と特性評価


 鉄鋼などの金属材料はJISなどの規格に準拠していても化学成分による特性の違いが無視できない場合があります。
 既存材料の特性が貴社製品の要求仕様を満たさない場合は既存材料の成分をモディファイする必要が出てきます。
 また、市販されていない材種や規格にない新しい材種が必要になる場合もあります。
 このような場合、実際にその化学組成の材料を少量だけ試作してその特性を評価することで解決できます。
 一般的には数十キログラムから数百キログラムのインゴットを鋳造し、鍛造や圧延などの熱間加工や熱処理を行い、 機械加工により種々の評価用試験片を作製します。
 金属組織観察や機械試験を始めとして必要に応じて、疲労試験などの強度評価、塩水噴霧試験などの耐食性評価、各種物性値の測定を行います。


 製造方法


 ・溶解方法…真空高周波誘導炉(VIF塊)、ボタンアーク炉など
 ・製品形状※…板、丸棒、パイプ、粉末など
 ※…化学成分、溶解量によっては対応できない場合もあります
 ・熱処理…必要に応じて(大気・真空・雰囲気加熱) また、浸炭・窒化も対応※※
  ※※…形状、寸法によっては対応できない場合もあります


 試作例


VIF塊
ボタン溶解(240g) 金属粉末(15kg)

  製造実績


核融合炉用バナジウム合金 (板・棒・パイプ)、 Ni基、Co基超合金(板)、 Mg合金、Mo合金(板) 非磁性Ni合金(粉末) Ti/Al金属間化合物など

  分析試験事例

 核融合炉用バナジウム合金の試作