蛍光X線分析装置
固体試料にX線を照射し、発生する蛍光X線から元素含有量を測定します。原子番号12(Mg)以上の元素含有量を迅速に定量分析できます。
装置外観
リガク製 Simultix12
- 原理
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分析試料にX線を照射すると、原子中の内殻電子が殻外に放出される。
外殻電子が内殻に落ち込む時に発生する2次(蛍光)X線を、元素特有の波長毎に分散して
そのX線強度を 電気的に測定する。
発光分析と共に鉄鋼分析の主流である。
- 特徴
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(1)広含有率範囲で高い分析精度が得られる
(2)原子番号12Mg以上測定可能
(3)非破壊分析が可能
(4)固体、液体、粉体を問わず測定可能
- 対象試料
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(1)鉄鋼、非鉄(ニッケル、アルミ、チタン)
(2)レンガ等の耐火物
(3)鋼滓(スラグ)