電界放出型 低加速電圧走査型電子顕微鏡(FE-SEM)


 固体試料表面に電子ビームを照射し、微小領域から発生する二次電子、反射電子、 特性X線を検出することにより、表面形態の観察や化学組成の分析をします。加速電圧を低くすることにより、最表面の微小構造の解像度が高く、電気抵抗の高い試料は蒸着せずに観察できます。

装置外観

JEOL JSM-F100
JEOL製 JSM-F100
SU6600
日立製 SU6600
原理  固体試料表面に電子線を照射し、試料から発生する二次電子、反射電子、 特性X線を検出して観察・分析を行う。 用途  (1) 光学顕微鏡に比べ焦点深度が深い
 (2) 試料の形態、破断面、微細領域の観察
 (3) 観察部分の化学成分組成の定性分析

装置仕様

装置名 JSM-F100 SU6600 加速電圧 0.5〜30kV
0.5〜30kV
二次電子分解能 0.9nm(加速電圧20kV)
1.3nm(加速電圧1kV)
1.2nm (加速電圧30kV高真空モード)
3.0nm (加速電圧1kV高真空モード)
倍率 X10〜1,000,000 X20〜600,000 分析元素 5B〜92U 5B〜92U


SU6600事例紹介